米国ウィレンエンジニアリング社は、緊急警告灯や、サイレン装置のメーカーとして、60年の歴史があります。
アメリカ北東部のコネチカット州とニューハンプシャー州に総面積55万平方メートルを超える二つの工場があります。
エンジニアリングという社名の通り技術の会社として、製造工程の全てを自社工場で行っています。
約1200名の従業員と60人の技術者が誇りを持って活動しています。技術者のほとんどはボランティアの消防隊員、
または救命士で、常に現場で必要とされる製品がどのようなものであるか、その身をもって知っています。
命を救うため
この設計思想から生まれた製品は、
世界中のあらゆる国々で活躍しています。
広大なアメリカの地では、災害の情報を多くの人へ伝えなければなりません。
超大型ハリケーンや竜巻、洪水などの情報を広範囲により多くの人へ届ける。
災害からより多くの人を救う。
この使命を持ってウィレン社が防災スピーカーの開発をスタートさせたのは、
およそ40年前になります。
1976年に初代モデルが製造され、80年代には音を遠くまで届ける技術をすでに確立させていました。
しかし、広範囲のエリアをカバーするために、たくさんのスピーカーを各方向に取り付けるしかありませんでした。(写真左)
音の届くエリアがきれいな円にならないという課題があったのです。
360°全方向に音を出すモデルを開発
1986年には、課題であった全方向を音でカバーすることに成功。
製造を開始したのがWPS-2700シリーズです。(写真右)
360度の広いエリアを強力な音でカバーする。この画期的なモデルはアメリカでの
屋外型の警告スピーカーとして、その後のデファクトスタンダードとなりました。
その後も、さまざまな改良が加えられ、先進の機能へと進化したWPS 2900シリーズです。