米国では、公共用防災スピーカーに対する厳格な規格や
基準が定められています。
FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)やNRC
(アメリカ合衆国原子力規制委員会)などが定める
防災スピーカーの厳しい設置基準を満たし、
日本の工業規格JISに相当する米国国家規格協会 ANSIの
安全基準に適合するものだけが設置を許されています。
これらのすべてに適合している防災スピーカーとして
国内で輸入販売されているのは、
超広域伝達 防災無線スピーカーシステム WPS2900シリーズ
だけです。(2013年 5月現在)
屋外環境に長期間さらされる防災スピーカーには、優れた耐久性が求められます。耐風試験は航空機エンジンの国際的なメーカー、ユナイテッドテクノロジーズ社において風洞実験が行われました。風速120メートル以上の試験を行っています。紫外線実験は、デンマーク国営の研究機関で2000年分の照射試験をクリアしています。
カトリーナのような大型ハリケーンにさらされる米国ならではの基準といえますが、日本においても近年、大水害や竜巻が起こり得る状況となっています。
スピーカー本体は、用途にあわせて1段から10段まで、お選びいただくことができます。
縦にスピーカーを重ねるため、360度に音を出す特性は、全モデル共通です。設置環境に最も合ったモデルを配置することができます。
心臓部ともいえる、制御基盤やアンプを収納するキャビネットには、アルミニウムを採用、耐久性にこだわった選択となっています。
標準の電子サイレン6種類の他に、任意のボイスメッセージの収録が可能。ワンタッチで起動させることができます。純正ハンドマイクを接続し、放送することもできます。サイレン音、ボイスメッセージ、マイク放送などの放送を行うことができます。
システム状態の監視機能やさまざまなインターフェイスを
装備し、これらの機能を利用することができます。
スピーカードライバーの出力は1ユニット400ワットの高出力設計です。
まさに、屋外の防災警告システム専用として設計されています。
スピーカードライバーと専用アンプは1対1の独立設計となっており、スピーカー2段以上のシステムにおいては、万一の障害発生時にも、残る系統から360度に向けた放送を行います。
メンテナンスにおいては、ドライバーユニットの脱着性を向上させる「イージープル・システム」を採用しました。
大型ハンドルにより容易に、ドライバーユニットにアクセスが可能です。
電源には直流24ボルトの大容量バッテリーを採用し、災害発生時に考えられる停電への対策も万全です。
ソーラー発電オプションもご用意しております。商用電源の確保が困難な立地にも設置することができます。